菓子パンやドーナツ、コンビニやファストフード店で食べられる安価な食べ物。いわゆる「ジャンクフード」には、体臭の原因となる物質が含まれていると知っていますか?手軽で味もおいしいとなれば、ついつい手が伸びてしまいますよね。
でも摂りすぎには気を付けて。今回はジャンクフードと体臭の関係、またジャンクフードとの食べ合わせで体臭予防になる優秀な食品などまとめます。
ジャンクフードに多く含まれる「トランス脂肪酸」
「トランス脂肪酸」とは、液体の油を個体に加工する過程で生成される人工的な脂肪酸のこと。食品の表示としては「トランス脂肪酸」ではなく、「植物性油脂」「マーガリン」「ショートニング」「ファットスプレッド」などと記載されています。
このように表記が様々にあるため、ジャンクフードの成分表示を見ただけでは「トランス脂肪酸」が含まれると知らずに、日々の食事の中で思わぬ量をとっている可能性もあるので気を付けたいところ。
このトランス脂肪酸はとりすぎると悪玉コレステロールが増加して動脈硬化引き起こすなど、健康への悪影響があります。アメリカではトランス脂肪酸の含有量表記を義務付けていますし、その他の先進国でもトランス脂肪酸の摂りすぎには警鐘を鳴らしています。
トランス脂肪酸が体臭を発生させるのはなぜ?
臭いとの関係でいうと、トランス脂肪酸は活性酸素を発生させます。この活性酸素は体を酸化させてさまざまな不具合をおこすのですが、体内で増えすぎてしまうと暴走を始めるものが出てくるのです。それらが皮脂から分泌される脂肪酸と結びついて過酸化脂質になると、嫌な臭いを発するようになるのです。
このように活性酸素と体臭には深い繋がりがありますから、臭いを断つには活性酸素を減らすのが重要。
ニキビが増えた
使用済みの油取り紙から臭いがする
Tゾーンの化粧崩れがある
この様な自覚症状のある方は、普段食べている食品の成分表示をチェックしてみて。ジャンクフートや調味料、レトルト・インスタント食品にもトランス脂肪酸は多く含まれてますので、注意が必要です。
体臭予防に効果的な食品とは
トランス脂肪酸が臭いの原因となる活性酸素を発生させると先に述べました。とはいえ、「安くて手軽で美味しいジャンクフード」にトランス脂肪酸が多く含まれると知っていても、それらをやめて新鮮な手作りの料理だけにするのは大変。
ですので「ちょっと足すと体臭予防に良い」食品をまとめます。それぞれ違った角度から臭いを防いでくれますので、意識して少しずつ習慣化できると良いですね。
発酵食品
さまざまな国で保存食として多くある発酵食品には乳酸菌や酵素がたっぷり含まれています。納豆やキムチ、ヨーグルトなどの発酵食品は、腸に善玉菌を送って腸内環境を整えてくれます。
フルーツ
キウイやパパイア、パイナップルなど南国系のフルーツにはタンパク質を分解する酵素が豊富に含まれます。胃腸に長くとどまりがちなタンパク質の消化を促してくれますので、消化不良による口臭・体臭の予防になります。
酢
酢に含まれるクエン酸は、体内で乳酸が増えるのを抑制して「ツンとするような汗のにおい」を防いでくれます。毎日の習慣としてドレッシングなどに取り入れたいですね。最近ではフルーツ味の飲むビネガーなども多く販売されていますので、健康と体臭防止に一日おちょこに1杯程度飲むと効果的。